仕事を辞めて4000坪の敷地がある古民家を買った話
はじめまして、あべ村の村長をしておりますあべです。
(我が家の敷地の事を勝手にあべ村と呼んでいます。)
実は去年まで、歯を食いしばって、家族のためにサラリーマンをしておりました。
目次
【サラリーマン時代】
前半は戯言です。⑥まで飛ばしてください(笑)
日本のサラリーマンのほぼ全員が経験している事だと思うのですが、
死ぬ気で働いて、心が恐ろしい程削られていく感覚。
正直、定年まで健康な心と体が持つとは思えませんでした。
①私が働いていた職場は、正義が暴走していました。
正義と聞くと一見素晴らしい言葉の様に思えますが、
人の心を痛めつける正義がこの世の中に沢山あるように感じます。
人間の許容値を超えた仕事量や実績を実現させるために、
特に正義感の強い上司(以下上司A)は、正義正論を暴走させ
部下に達成できない罪悪感と危機感を持たそうとします。
②私は親が厳しい家庭だったので、こうしてケツを叩かれる事に耐性があり
上司Aの求める仕事量を達成する為に本気で働き続けました。
自分が至らない事に強い罪悪感と危機感を募らせながら、
毎日家に帰っても仕事の進め方、改善方法など常に考え続けていました。
そして手前味噌ではありますが、社内でそこそこの立ち位置に
就くことが出来るようになりました。
ケツを叩かれた分、死に物狂いで働く自分は上司Aの格好の餌食でした。
自分が成長していく事が上司Aの行動、存在を肯定していました。
特に上層部が職場を見に来た時など、これ見よがしに指導をしてくださいました。
そして、上司Aから怒られる内容はレベルアップしていくだけで、
何年たってもどれだけ仕事量を増やしても怒られ続けるのでした…
気が付けば、家に帰っても仕事、休日も仕事をしている自分がいました。
③「年数を重ねたから求められる仕事も増える、給料も上がっただろ?」
という正義があるのは承知しています。
給料が上がったのは事実です。求められる仕事が増えるのも事実です。
しかし、増加した仕事量や精神的な負担と、
増えた給料の金額は妥当なのだろうか?
給料の妥当性は雇われた立場のサラリーマンがどうこう言えるはずもありません。
【サラリーマンの苦悩】
この暴走した正義の理論で沢山のサラリーマンが苦しめられ、
命を絶っている方も数えきれないほどいらっしゃいます。
④ケツを叩いて、人間の許容値よりも高い生産性を捻り出そうとする手法は、
現代の若手に逆効果となります。
暴走した正義正論を受けた同世代や後輩達はモチベーションが下がり、
結果的に生産性が下がっていく様をこの目で見てきました。
また、会社に対する不信感、不満を生じさせます。
ケツを叩かれて火が付く若手はもはや絶滅危惧種であり、
正義正論を暴走させるというハイリスクな行動は極めて不合理です。
なのに、不思議とこの手法は日本社会に根強く浸透しています。
原因の一つは企業の利益目標にあると思います。
企業の目標数値は人の許容値の少し上に設定されています。
「頑張ったら(数人鬱になる程度だったら)達成できるなら、頑張って達成しようや」
という風土がそうさせています。
これまでも、これからも変わることは無いと思います。
【理想の世の中】
⑤~全てを解決させる方法(超絶難易度)~
心を病む社員を作らない程度にまで仕事量を減らしましょう…
→どの企業にも鬱病発症者は数名~いらっしゃると思います。異常なのか普通なのか
それぞれの企業の身の丈に合った投資(成長)だけしましょう…
→これが全てだと思います。キャッシュを増やすことを追求して企業は成長しますが、
身の丈に合わない成長をした場合、その負担は従業員が負う事になります。
人の許容できる適度な負担ならいいのですが、大多数が過度な負担になっていましいます。
【だったら自分で作る】
⑥そういうことで、自分で理想とする会社を作りたいと思い会社を退職しました。
この若さ、経験の少なさで急いで退職するのは不安でしたが、
日本の古き良き?思想が長く勤めていくうちに
自分の思想となる事を恐れた面もあります。
仕事を辞める事を決めてからは、就業時間以外を副業に割くようにしました。
【田舎移住を決めた】
⑦空き家バンクで理想とする物件が見つかりました。
4000坪の敷地に作業小屋が2つ、母屋が一つ。
そして、湧き水、小川、池、原っぱ、山林、竹林、湿地と
自然要素も豊かです。
管理の事を考えると気が遠くなりますが、
やりたい事が山のようにあって胸が高鳴ります。
動画にまとめています。是非ご覧ください!
⑧空き家バンクで4000坪の敷地があるドストライク古民家を購入